第4回東アジア経済交流推進機構会議総会(2010年11月25日 青島市)

2010年11月25日、中国・青島市にて第4回機構総会が開催され、各都市の市長及び商工会議所が一堂に会しました。総会ではこれまで2年間の活動報告や市長(会頭)提案の発表、環黄海ACTIONの覚書の署名などを行いました。 20101125-thumb-800x311-184

1.開催日 2010年11月24日(水)〜26日(金)
2.場所 中国・青島市(青島シャングリラホテル)

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3.参加者   会員都市の市長(副市長)・国際商会会長(商工会議所会頭)
4.主なスケジュール
 11月24日  各都市担当者事前協議、各都市代表者顔合わせ
 11月25日  第4回機構総会、個別会談、実務者会議
 11月26日  視察(オリンピックヨット競技センター・青島ビール博物館)

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5.内容
第4回総会では、
1. 機構に設置している4部会の活動報告
 
・ものづくり部会 ・環境部会 ・観光部会 ・ロジスティクス部会
2. 共同プロジェクトの環黄海ACTIONの報告
3. 各都市市長・商工会議所会頭からの提案発表
4. 可決事項の承認

・第三回東アジア都市協力フォーラム及び第五回機構総会開催都市の選定
・2011年〜2013年各部会主幹事都市及び幹事都市の決定
・東アジア経済交流推進機構規約改正案
・東アジア経済交流推進機構のロゴの決定が、採択されました。

5.環黄海ACTION覚書

6.青島宣言の10都市共同調印 などを、おこないました。

青島宣言(第4回総会合意事項)
1.貿易投資環境への共同改善、環黄海経済圏の実現に向けての努力
 
環黄海ACTIONの『覚書』を全面履行し、10都市のビジネス情報ネットワークシステムの確立を推進し、日中韓三カ国のビジネス環境における魅力ある地域づくりを目指す。
2.技術分野での交流提携の全面強化、新産業の共同発展推進への努力
 会員都市間は新産業分野における優位性の相互補完を十分に行い、当該地域企業及び科学研究機構による他会員都市への先進技術の普及を奨励し、新エネルギー、新素材、バイオ技術、情報技術、海洋科学技術等の分野での交流提携を重点的に推し進める。
3.生態環境保護分野での積極的提携、エコロジー発展推進への努力
 
地域の環境問題の解決を共同責任とし、環境汚染除去、環境保護面での技術交流と経験の普及を強化し、低炭素経済及び循環経済発展を積極的に推し進め、各都市 の発展計画及び地元企業の海外投資、技術交流計画に合わせ、企業を主体とする“循環型社会システムの構築”を促進する。これを踏まえ、“日中韓循環経済モ デル基地”の創設を検討し、資源節約型の環境にやさしい産業構造、成長方式、消費モデルを形成するために共に努力する。
4.観光業の実務提携の推進強化、環黄海観光圏創設への努力
 
10 都市は観光資源、交通利便性、地理的優位性等のメリットを生かして、観光資源の開発、観光産業の育成、観光環境の整備、観光方法の新たな創造と交流提携を 全面的に強化し、各都市が開催する重要国際展示会活動とも連携して、顧客の相互往来及び観光地市場の発展に努力する。10都市を日中韓三カ国の重要観光地 区及び観光起点とする。
5.“共同プロジェクト”への交流提携の継続、操作性及び効果の高いシステム構築への努力
 
ものづくり、物流、観光、環境の四部会での効果をさらに発揮し、海洋生態保護、港湾建設協力、企業家交流等のより多くの内容を10都市交流の提携範囲とす る。会員都市は他都市が開催する展示会及び特定プロジェクト活動に積極的に参加する。都市間の交流発展をさらに深めて、具体化にさせていく。 東アジア経済交流推進機構の枠組みの下、新たな実務を展開し、交流を深め、提携を拡大し、共に環黄海経済圏の繁栄発展を目指して、10都市の人々により多くの幸福をもたらす。

 【トップ会談】
総会では、2都市間の市長と商工会議所会頭によるトップ会談を開催しました。 会談では、相互交流の活発化に向けた協議が行われ、投資誘致、航路開設、港湾交流、環境協力、イベントへの参加要請等、内容は多岐に渡っています。

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